見えないバーコード

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いまや、どんな商品にもほとんどついているバーコード。買い物に行っても、どこのスーパーでも、ピッ、ピッと読み取って、ドンドン処理されて行く。大変便利で素晴らしいものであることは、皆が認めるものであります。しかし、実際、個人での活用は、バーコードの制作・印字・読み取りという部分の障壁のために、なかなか、すすんでいないことだと思います。
しかし、意外と身近な所で自動的に、あなたもバーコードを印字している、または、恩恵をうけていることは、あまり知られてはいません。
あなたが投函している、お中元・お歳暮のお礼状、結婚式等会合の案内状などいわゆる信書にも、バーコードそして、その印字が利用されているんです。
そんな事いっても、オイオイ、俺のはバーコードなんか、印字して投函したことなんてないよ。何言ってるんだい。となるでしょう。
実は、投函された郵便物のほとんどは、集荷された郵便局に集められた段階で、区分機と呼ばれる機械に1通づづ通され、手書きや印字された郵便番号・住所・宛名を機械的に読み取り、透明な特殊インクで余白部分にバーコードを印字しているのです。もともと、バーコードが印字されている郵便物には印字しません。バーコード印字のないものだけに透明な印字をします。なかには、機械が自動的によみとれないもの(汚い字・略字・くせ字等)は画面に写して、人間が判別して、これにも透明なインクで印字をします。
結果的に、ほぼ全ての郵便物にバーコードが印字されているわけです。そして、それ以降の局内、配達までの様々な工程、運送は、このバーコードの指示によって自動的にふりわけられ、又は、束ねられてお客様のお手許に届くという仕組みなんです。
もちろん、透明なインクで印字されていますのであわてて、廻りの郵便物を確認しても、一切見えません。人間の目では見えないバーコードなのです。
郵便物を綺麗な状態でおとどけする工夫なんですね。
どうしても、確認したいという方は、ブラックライトを当てて頂くと、浮かび上がる仕様に成って下ります。
見えないバーコードなんですけれど、実際は、このバーコードのおかげで、迅速に、誤配なく郵便物が配達されているわけです。さらに、この便利なバーコードをもともと、投函以前に印字しておくことによって、大変お得な郵便料金の割引が受けられます。3%から最大、56円で封書が送れます。但し、1000通以上に限られますが。何かの発送の時、しかも、大量な発送の時にはちょっと思い出してみては如何でしょう。
見えないバーコードからのお得な郵便物のお話でした。

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